僕のいない世界はきっとそんなに変わらない
世界的な発明をした訳でもない
“僕と僕の子供がいない世界”なだけだ
自分がいなくても世界は回っていく
そんな“僕のいない世界”は仕事中突然訪れる
僕の仕事は法人相手の掃除だ
お客様がいる建物で掃除をする事が多い
お客様とすれ違うとき
僕は笑顔で挨拶をする
そんなとき
“僕のいない世界”はやってくる
挨拶を返してくれる人は多い
でも、挨拶をしてくれないどころか
目も合わせない人もいる
そんなとき
“僕はこの世界にいないんじゃないか”と
思う事がある
掃除をする人は低く見られる
仕事をしていても
そこにいないかの様に扱われる
僕は掃除の仕事が好きだ
掃除で“僕のいる世界”を作りたい
掃除の仕事も他の仕事と同様に
価値のある仕事なんだと
みんなが思う世界が
“僕のいる世界”なんだと思う
早く“僕のいない世界”が終わる日が
来る様に
今日も仕事をがんばろう